AMDが2025年に向けて準備中の新技術「openSIL」と次世代プロセッサ「Turin」が、ついにベールを脱ぎつつあります!
予定していた2024年内のリリースはちょっぴり遅れていますが、開発チームは「急がば回れ」と言わんばかりに着実に進めているようです。
これが実現すれば、パソコン好きや自作PCファンにとっては嬉しいニュースになること間違いなし!どんな未来が待っているのか、今からワクワクしますね。
openSILって何?AMDが目指す未来のカギを解説!
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みなさん、PCの電源を入れたとき、どうやってあんなにサクッと立ち上がるのか気になったことはありませんか?実はその裏で、プロセッサがうまく動くように細かい準備をしているんです。そして、その準備を担当するのが「初期化コード」と呼ばれるもの。これまでAMDは「AGESA(アゲサ)」というコードを使っていましたが、次のステップとして「openSIL(オープンシル)」を導入しようとしています。なんだか難しそうですが、ざっくり言えば、PCのスタートをもっとスムーズにしてくれる魔法の仕組み、みたいなものです!
「openSIL」の最大の魅力は、その名の通りオープンソースであること。つまり、世界中のエンジニアが中身を見て改良できるんです。これって、料理のレシピをみんなで共有して、より美味しいものを作るようなもの。これまでのAGESAは「企業秘密!」みたいな感じで閉ざされていたので、自作PCファンやハードウェア好きからすると、openSILの登場は「やっときたか!」とガッツポーズしたくなるニュースです。
特に期待されているのは、「Coreboot(コアブート)」との相性の良さ。Corebootはパソコンの起動を速くするオープンソースのソフトで、これとopenSILがタッグを組めば、さらに素早い起動や低消費電力が期待できます。つまり、PCが「電源ポチッ→即起動!」みたいな夢の世界が近づくってことです!PCをよく使う人にとっては、朝の時間短縮にだってつながりそうですよね。
もちろん、技術の話になると「本当にそんなに良くなるの?」と疑いたくなる気持ちもわかりますが、AMDはこれをZen 6アーキテクチャで本格導入予定とのこと。今はまだ開発段階ですが、これが実現すれば、みなさんのパソコン生活がもっと快適になるのは間違いなさそうです。
Turinプロセッサに期待大!でもちょっと待って、その前に…
さて、openSILと並んで話題なのが、AMDの次世代サーバープロセッサ「Turin(トリノ)」です。このプロセッサ、名前からしてなんだか強そうですが、実際にパワフルさがウリなんです!Turinは、EPYC(エピック)9005シリーズとして2025年に登場予定で、企業向けのサーバーやデータセンターで活躍することが期待されています。要するに「大量のデータ処理?俺に任せろ!」って感じの頼れる存在です。
でも、ちょっと気になるのはリリースのタイミング。当初は2024年内にopenSILを含めた「Proof-of-Concept(試作版)」が出る予定でしたが、どうやら少し遅れてしまったようです。まあ、技術開発にはよくあることですよね。開発チームも「ごめんね、でもクオリティ優先だから!」というスタンスのようで、無理に急いでバグだらけになるよりは、ちゃんと完成度を高めてくれるほうがありがたいです。
Turinがすごいのは、その処理能力だけじゃなく、省エネ性能もバッチリなところ。データセンターって膨大な電力を使うので、少しでも省エネ化できれば電気代もぐっと抑えられますし、環境にも優しいんです。地球に優しいパワフルプロセッサって、なんだか頼もしいですよね!もちろん、普段使いのパソコンとはちょっと別世界の話ではありますが、こうしたハイエンド技術がやがて一般向けにも広がっていくことを考えると、わくわくしませんか?
とはいえ、Turinの登場を楽しみにしている企業や技術者たちからは「早く触ってみたい!」という声が続出中。AMDもその熱意を受け止めているようで、「試作版は近々お披露目します!」とのこと。これは期待して待つしかないですね。
リリースが遅れた理由と今後のロードマップは?
「楽しみにしてたのに、なんで遅れてるの?」と思った方、安心してください。遅れた理由は、開発が停滞しているわけじゃなく、むしろ「しっかり作り込むため」なんです。AMDのチームは、openSILやTurinの試作版を完璧に近づけるべく、細部までこだわって開発を進めています。やっぱり、せっかくリリースしても「不具合だらけで使えない!」じゃ困りますしね。多少の遅れはむしろ良い知らせかもしれません。
もともと2024年の終わりに出る予定だった試作版は、2025年初めにずれ込みましたが、これは「焦って出すよりも、しっかり完成させてから」というAMDの方針によるもの。特にopenSILは、新しい仕組みなので最初のリリースで悪い印象を与えたくないようです。技術者たちがコーヒー片手に夜遅くまで作業している姿が目に浮かびますね…!
気になる今後のロードマップですが、openSILはZen 6アーキテクチャでの本格導入を目指していて、2025年内の安定版リリースが期待されています。Turinに関しては、まずは企業向けに提供し、その後フィードバックを元に改良を加える流れとのこと。実験的な段階では、一部のマザーボードだけに対応するようなので、普段使いにはまだちょっと遠い話かもしれませんが、技術好きにはたまらないニュースです!
ということで、遅れは残念ですが、これは「美味しい料理は時間がかかる」みたいなもの。急いで焦げたトーストを出されるより、じっくり焼き上げたふわふわパンケーキを待った方が幸せですよね!今後もAMDの動きから目が離せません。
Source:phoronix