Microsoftがまたしても大胆な動きに出ました。Windows 11でCopilotをログイン時に自動起動させる仕組みを、本気で実装しようとしているのです。

この機能、実は昨年からテストされていたのですが、最近のアップデートで「もう待ったなし!」な感じに。特に大画面PCでは、気づいたらCopilotがひょっこり登場する仕様になりつつあります。

ただ、ユーザーからは「勝手に起動しないで!」という声もチラホラ。とはいえ、ちゃんとオフにする方法もあるので、落ち着いて対策を考えましょう!

Microsoftの新たな試み:Copilotが自動起動へ

Microsoftがまた新しい仕掛けを用意しました。Windows 11にログインすると、自動でCopilotが起動する機能が導入されようとしています。昨年からテストされていたものの、最近のアップデートで本格的に実装が進んでいるみたいですね。

この機能は、Windows Insider向けのCopilotアプリ(バージョン1.25014.121.0)で発見されました。設定メニューの「詳細オプション」から自動起動のオン・オフを切り替えられるようになっています。要するに、ログインしたらすぐにCopilotがバックグラウンドでスタンバイする仕組みです。

さらに、Microsoftは1月のWindows 11ベータ版で、27インチ以上のワイドスクリーンPCではCopilotを自動で立ち上げる仕様をテストしていました。この流れを見る限り、同社は本気で「Copilotを毎回使ってほしい!」と思っているのが伝わってきます。

ただ、ここで気になるのが、ユーザーの意見。Microsoftはこれまでも、スタートメニューへの広告表示やEdgeの強引な推しなどで話題になりましたが、今回のCopilot自動起動も「またやってくれたな」と思う人は多いはずです。

もちろん、自動起動が便利だと感じる人もいるでしょう。特にCopilotを頻繁に使うなら、毎回手動で立ち上げる手間が省けます。でも、「そんなにしょっちゅう使わないんだけど…」という人にとっては、勝手に起動されるのはちょっと困るかもしれません。

Microsoftとしては「AI時代のWindows」をアピールしたい狙いがありそうですが、ユーザーの反応次第では今後の仕様が変わる可能性もありそうですね。

ユーザーの反応は?「勝手に動くのはちょっと…」

このCopilotの自動起動機能、実際のところユーザーからの評判はどうなのでしょうか?ネットの反応を見ると、賛否がはっきり分かれています。

ポジティブな意見としては、「AIがすぐ使えるのは便利!」というもの。特に、普段からCopilotを活用している人にとっては、毎回手動で起動する手間がなくなるのはうれしいポイントですよね。Microsoftの目論見通り、AIを活用した新しいPCライフを楽しめる人も多いはずです。

一方で、否定的な意見も少なくありません。「勝手に動かないでほしい」「PCを開いたらまずやることがあるのに、いちいちCopilotが立ち上がるのは面倒」「Microsoft、またやりすぎ!」といった声があちこちで上がっています。

特に、Microsoftが過去にもユーザーの意思を無視するような変更をしてきたことが、今回の批判につながっているようです。例えば、Edgeの強制表示や、Bingを無理やり使わせようとする試みなど、「またか…」という反応も見られます。

さらに、Copilotは完全に無料というわけではなく、一部の高度な機能を使うにはMicrosoft 365のサブスクリプションが必要だったりします。そうなると、「使うかどうかもわからないAIが勝手に立ち上がるのはちょっと…」という意見も納得ですよね。

AI技術が進化するのはワクワクしますが、それをどう活用するかはユーザー自身が決めたいもの。Microsoftには「ユーザーの選択肢」をもう少し尊重してほしい、というのが多くの人の本音かもしれません。

どうする?Copilotの自動起動をオフにする方法

「勝手に起動されるのはちょっと困る…」という人も安心してください。Copilotの自動起動は、設定でオフにすることができます。方法は3つあるので、自分に合ったやり方を選びましょう!

1つ目は、Copilotを初めて開いたときに表示される「自動起動を有効にしますか?」というプロンプトで「いいえ」を選ぶ方法。これが一番簡単で手っ取り早いですね。

2つ目は、Copilotアプリの設定からオフにする方法です。Copilotを開いて、右上の「…(その他オプション)」→「設定」→「ログイン時に自動起動」をオフにすればOK。シンプルですが、ちょっと手間がかかるかもしれません。

3つ目は、Windows 11のシステム設定からオフにする方法。具体的には、「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」からCopilotの自動起動を無効にできます。スタートアップ一覧から不要なアプリをまとめて管理できるので、「ついでに他のいらないものも整理しよう!」という人にはおすすめです。

ただし、今後のアップデートで設定方法が変わる可能性もあるので、Microsoftの動向には要注意。もしかしたら、「強制的にオン」なんて仕様になったら、さらに炎上するかもしれませんね…。

とはいえ、Copilot自体は便利なツールです。使いこなせば、文章作成やアイデア出しがサクサク進むので、試しに使ってみるのもアリかもしれません。とはいえ、自分で起動するかどうかを選べる方が、やっぱり気持ちよくPCを使えますよね。

「AIの時代」とはいえ、最終的に操作するのは人間。Microsoftには、もう少しユーザーの自由を大切にしてほしいところです。

Source:MSPowerUser