AMDの最新お手頃CPU「Ryzen AI 5 340」がGeekbenchのベンチマークに登場しました!

特に注目なのが内蔵GPU「Radeon 840M」。なんと、前モデルの740Mより19%も性能アップしているとのこと。でも、それって実際どのくらい違うの?

この記事では、気になるRyzen AI 5 340の実力と、840Mがどこまで使えるのかをチェックしていきます!

新型Ryzen AI 5 340、ついにベンチマーク登場!

AMDの新しい「Ryzen AI 5 340」が、ついにGeekbenchのベンチマークに姿を現しました!このCPUは、今年のCESで発表された「Krackan Point」シリーズの一つで、お手頃価格ながらも最新のZen 5アーキテクチャを採用しているのが特徴です。

Ryzen AI 5 340は、6コア12スレッド構成で、Zen 5コアとZen 5cコアを3つずつ搭載。最大動作クロックは4.8GHzで、ノートPC向けの省電力モデルながらなかなかのスペックです。そして何より、今回注目すべきはその内蔵GPU「Radeon 840M」の性能。ベンチマークテストによると、前世代の740Mと比べてしっかりパワーアップしているようです。

ちなみに「Krackan Point」シリーズには、上位モデルとして「Ryzen AI 7 350」もラインナップされています。こちらは8コア16スレッドで、内蔵GPUもさらに強力な「Radeon 860M」を搭載。一方、Ryzen AI 5 340はコスパを重視したモデルという位置づけになりそうです。

では、実際にどれくらい性能が上がったのか?Radeon 840Mの実力を詳しく見ていきましょう!

Radeon 840M vs 740M、19%の性能アップは大きい?

Ryzen AI 5 340に搭載された「Radeon 840M」は、前世代の「Radeon 740M」より約19%も性能が向上しています。GeekbenchのOpenCLテストによると、840Mのスコアは14,285点。対する740Mは11,991点なので、しっかり進化していることがわかりますね。

この19%の差がどれくらい体感できるかというと、普段使いのアプリや動画視聴ではそこまで違いを感じないかもしれません。でも、軽めのゲームやクリエイティブ用途では「おっ、ちょっと快適かも?」と思えるくらいの差が出るはずです。特に、内蔵GPUに頼ることが多いノートPCでは、少しの性能アップが意外と大きな違いを生むこともあります。

ただし、840MはRDNA 3.5アーキテクチャを採用しているものの、GPUの計算ユニット(CU)はわずか4基しかありません。これは上位の860M(8CU)や、さらに高性能な890M(12CU)と比べるとかなり控えめです。そのため、本格的なゲーミングや重たいクリエイティブ作業には向いていないのも事実。

とはいえ、省電力ノートPC向けのGPUとしては十分な進化。最新世代のエントリーモデルとして、コスパ重視のユーザーにはなかなか魅力的な選択肢になりそうです!

ハイエンドには届かないけど、コスパは最強!?

「Ryzen AI 5 340って結局どうなの?」と聞かれたら、答えはズバリ「コスパ重視ならアリ!」です。確かに、ハイエンドモデルには届きません。でも、エントリークラスのCPUとしては十分すぎる性能を持っているのがポイント。

まず、CPU性能だけ見ても、6コア12スレッドで最大4.8GHz動作はなかなか優秀。日常的な作業やビジネス用途なら、サクサク動いてくれるはずです。そして内蔵GPUのRadeon 840Mも、前世代からしっかり強化され、軽めのゲームや動画編集くらいなら十分こなせるスペックになっています。

もちろん、本格的なクリエイティブ作業やAAA級のゲームを楽しみたいなら、もっと上のモデルを選ぶべきです。例えば、Ryzen AI 7 350なら、CPUのパワーもGPUの性能もワンランク上。でも、その分価格も上がるので「ほどほどの性能で、価格を抑えたい!」という人にとっては、Ryzen AI 5 340がちょうどいいバランスかもしれません。

結局のところ、このCPUは「お手頃価格で最新技術を試したい!」という人向け。ハイエンドには手が届かないけど、普段使いからちょっとしたクリエイティブ作業まで、コスパの良い選択肢として十分に活躍してくれそうです!

Source:WCCFtech