タスクマネージャーのCPU使用率、見てるけどよく分からない…なんて思ったこと、ありませんか?実はこれ、第三者ツールと数値がズレることがあるんです。

そこでWindows 11の最新アップデートでは、タスクマネージャーのCPU使用率の計算方法が一新!これまでバラバラだった計算基準が、業界標準の方法に統一されることになりました。

「じゃあ、今までの方法がいい!」という人も安心。従来の計算方法も「CPUユーティリティ」列としてオプションで残るそうです。さて、この変更、実際のところどんな影響があるのでしょうか?

これまでのCPU使用率表示、どこが問題だったの?

タスクマネージャーを開いてCPU使用率をチェックしたのに、別のツールを見たら数値が違う…そんな経験はありませんか?実はこれ、タスクマネージャー独自の計算方法が原因だったんです。

これまでのWindows 11のタスクマネージャーは、CPUの負荷を独自の計算方式で表示していました。でも、サードパーティー製のツール、例えば「HWINFO」とか「CPU-Z」なんかと比べると、数値が合わないことが多かったんです。「どっちが正しいの?」って混乱しますよね。

特に、PCのパフォーマンスを気にする人や、ゲームや動画編集をする人にとって、このズレは結構なストレスになっていました。タスクマネージャーを信じて「まだ余裕あるな」と思ってたら、実際はカツカツだった…なんてことも。

そもそも、どうして数値が違ったのかというと、タスクマネージャーはCPUの「スレッドごとの使用率」から計算していたからなんです。一方、業界標準のツールは「プロセス全体の負荷」を元に計算します。この違いが、数値のズレを生んでいたわけですね。

この問題、ずっと指摘されていたんですが、ようやくMicrosoftが重い腰を上げました。最新のアップデートで、タスクマネージャーの計算方法が、他のツールと統一されることになったんです!

でも「今までのやり方が好き!」って人も安心してください。Microsoftは、従来の計算方法を「CPUユーティリティ」というオプションの列として残してくれました。これで「新しい方式」と「昔ながらの方式」、どっちも選べるようになります。

じゃあ、新しい計算方法ってどんな感じ?メリットは?次の項目で詳しく見ていきましょう!

新しい計算方法で何が変わる?メリットは?

今回のアップデートでタスクマネージャーのCPU使用率の計算方法が変わるわけですが、一体何がどう変わるのか?具体的なメリットをチェックしてみましょう!

まず一番のポイントは「他のツールとの数値のズレがなくなる」ことです。今まではタスクマネージャーとサードパーティー製ツールで表示されるCPU使用率が違っていましたが、これからはどちらも同じ基準で計算されるようになります。「あれ、どっちが正しいの?」と悩むことがなくなり、より正確なCPUの状態を確認できるようになるわけです。

次に「パフォーマンス管理がしやすくなる」というメリットもあります。例えば、PCの調子が悪くて「何が重いんだろう?」と調べるとき、タスクマネージャーの表示が正確ならすぐに原因を特定できますよね。これまでのように「タスクマネージャーでは大丈夫そうなのに、別のツールではCPU使用率100%…?」なんてズレがなくなるので、PCの状態をより正しく判断できます。

さらに、今回のアップデートでは「プロセス」「パフォーマンス」「ユーザー」ページのすべてで、統一された計算方法が使われるようになります。今まではページごとに微妙に計算の仕方が違っていたのですが、それも解消されるので、一貫した情報を得ることができるようになります。

とはいえ、「今までの数値のほうが見慣れてるし、そっちがいい!」という人もいますよね。そんな人のために、Microsoftは「CPUユーティリティ」というオプションの列を用意しました。この列を表示すれば、今までの計算方法の数値も確認できるので、切り替えがスムーズにできます。

つまり、今回の変更は「より正確なCPU使用率がわかるようになる」「パフォーマンス管理が楽になる」「必要なら従来の計算方法も使える」と、かなり便利なものになっています。

じゃあ、このアップデートはいつから使えるの?次の項目で詳しく見ていきましょう!

いつから使える?気になるアップデート情報

今回のタスクマネージャーの変更、すぐに使えるのか気になりますよね。今のところ、この新しいCPU使用率の計算方法は「Windows 11 Insider Preview Build 26120.3360」に含まれていて、順次展開される予定です。

つまり、現時点では「Windows Insider Program」に参加している人向けのテスト版の段階。でも、このテストを経て問題がなければ、一般ユーザー向けのアップデートにも含まれる可能性が高いです。今後のWindows 11の「24H2アップデート」に組み込まれると予想されているので、そう遠くないうちに正式リリースされるかもしれません。

「じゃあ、自分のPCでいつ使えるの?」という話ですが、これはMicrosoftの公式アナウンスを待つしかありません。ただ、Windows 11のアップデートは段階的に配信されることが多いので、人によっては「自分のPCにはまだ来ない!」ということもありえます。

もし「今すぐ試したい!」という場合は、Windows Insider Programに参加するのもアリです。ただし、これは開発者向けのテスト版なので、不具合が発生する可能性もあります。普段使いのPCにはあまりおすすめしませんが、「どうしても試したい!」という場合は、サブのPCなどで試してみるのもいいかもしれません。

ちなみに、今回のアップデートはCPU使用率の計算方法の変更だけでなく、タスクマネージャーの機能改善も含まれています。Microsoftは今後もWindows 11のパフォーマンス向上に力を入れていくとのことなので、今後のアップデートにも期待したいですね。

というわけで、新しいタスクマネージャーの変更、正式リリースまであと少し!CPU使用率の表示がもっと分かりやすくなる日も近いかもしれませんよ!

Source:WCCFtech