2024年、AMDがまたやりました!最新の調査によると、デスクトップ&ノートPC市場でのシェアをしっかり伸ばし、Intelにプレッシャーをかけています。特に売上ベースでの成長が目立ち、高性能モデルの人気が急上昇中。
さらにサーバー市場でもシェアが25%を突破!Intelの独占状態に少しずつ亀裂が入り始めています。とはいえ、まだまだ道のりは長い…?
この勢いは本物なのか、それとも一時的なブームなのか?CPU市場の最新動向をチェックしていきましょう!
デスクトップ&ノートPC市場でAMDが快進撃!

2024年、AMDがデスクトップ&ノートPC市場で再び存在感を高めています。最新のデータによると、AMDのPC向けCPUシェアは4%増加し、売上ベースではさらに伸びています。この勢いにより、Intelの75.4%という圧倒的なシェアに少しずつ風穴を開けつつあります。
特にデスクトップ市場では、AMDのシェアが27.1%に達し、前年比で7.4%もアップしました。これは、ハイエンド向けのRyzen 9000シリーズが好調で、ゲーマーやクリエイター層の支持を集めているためです。一方で、Intelは「Raptor Lake」のCPUに安定性の問題が発覚し、一部のユーザーから敬遠される事態になっています。
ノートPC市場でもAMDのシェアは23.7%に増加し、売上ベースでは21.6%に達しました。AMD搭載のノートPCは性能とバッテリー持ちのバランスが評価されており、メーカーもラインナップを拡充しています。これにより、従来Intelが支配していたモバイル分野でも、AMDの存在感が着実に増しているのです。
ただ、Intelも手をこまねいているわけではありません。新世代の「Arrow Lake」や「Lunar Lake」などのCPUを投入し、ノートPC市場での巻き返しを狙っています。とはいえ、AMDが一定のシェアを獲得し続けることで、PC市場の競争はより激しくなりそうです。
このままいくと、AMDがさらにシェアを伸ばす可能性は十分あります。価格と性能のバランスが取れたモデルが増えており、特にハイエンド市場での強さが際立っています。2025年以降、IntelとAMDの戦いがどう展開するのか、目が離せませんね!
サーバー分野でも大躍進、Intelの牙城に迫る!?
サーバー市場でもAMDが確実に勢力を拡大しています。2024年第4四半期のデータによると、AMDのサーバー向けCPUシェアは25.1%に達し、前年比で2%アップしました。これは、AMDの「EPYC」シリーズがデータセンター市場で高く評価されていることが大きな要因です。
サーバー分野は一度採用されると長期間使われるため、シェアの変動は緩やかですが、AMDはここ数年で着実に数字を伸ばしています。特に、大規模なデータセンターを運営する企業がEPYCプロセッサを導入するケースが増えています。これにより、Intelの「Xeon」シリーズの優位性が少しずつ崩れ始めているのです。
ただし、Intelの牙城はまだまだ堅固です。現在でもサーバー市場の75%近くはIntelのCPUが占めています。しかし、AMDの攻勢によって、Intelは価格の引き下げや新技術の投入を余儀なくされています。実際、ここ最近のIntelは割引キャンペーンを強化し、サーバー向けCPUの価格競争に突入しているようです。
さらに興味深いのは、売上ベースでのAMDの伸びです。AMDのサーバー向けCPUの売上シェアは35.5%に達し、前年比で3.7%の増加を記録しました。つまり、単に売れているだけでなく、高価格帯のモデルが採用されているのです。これは、AMDがパフォーマンス重視の市場でしっかりと支持を得ていることを意味します。
今後、AMDがさらにサーバー市場でシェアを拡大できるかどうかは、新製品の性能と供給状況にかかっています。Intelが巻き返しを図るのは間違いありませんが、AMDがこの勢いを維持すれば、サーバー市場の勢力図が大きく塗り替えられる日も近いかもしれませんね!
これからのCPU市場、AMDはどこまで行くのか?
AMDがデスクトップ、ノートPC、そしてサーバー市場でシェアを拡大し続けている今、次に気になるのは「この勢いがどこまで続くのか?」ということです。現時点では、AMDの成長ペースは順調ですが、今後も同じように伸び続けるとは限りません。
まず、Intelの反撃がどの程度の効果を持つのかが大きなポイントになります。特に、デスクトップ市場では「Arrow Lake」、ノートPC市場では「Lunar Lake」といった新しいCPUが登場する予定です。これらが予想以上に性能やコスパが良ければ、AMDの勢いにブレーキがかかる可能性もあります。
また、サーバー市場ではAMDがシェアを伸ばしているものの、Intelも価格戦略を駆使して防衛を続けています。さらに、NVIDIAなどのGPUを活用した新しいクラウドコンピューティングの波も来ており、CPUだけでなく、AI向けチップなどの競争も激化しそうです。
AMDがこの先も市場で優位性を保つためには、新製品の開発スピードを維持しつつ、供給面での安定性も確保する必要があります。実際、過去には半導体不足の影響で思うように販売できなかったケースもありました。もし供給が滞ると、せっかく獲得したシェアをIntelに奪い返される可能性も否定できません。
とはいえ、現時点ではAMDの成長は確実に続いており、特にハイエンド市場ではその地位を固めつつあります。このままいけば、2025年にはさらにシェアが拡大するかもしれません。CPU市場の戦いはまだまだ続きますが、AMDがどこまで行けるのか、これからも目が離せませんね!
Source:tom’sHARDWARE