NVIDIAの最新GPU「RTX 50シリーズ」に、不穏なトラブル発生!ゲームをプレイしていたら突然画面が真っ暗になり、何も映らなくなるという“ブラックスクリーン問題”が一部のユーザーを悩ませています。

NVIDIAはこの問題を認識し、解決に向けた新しいドライバーアップデートを今週中にリリース予定。しかし、それだけで直るのか、まだ未知数です。一部ではBIOSの更新で改善したという声もあるものの、完全な解決には至っていない様子。

もしあなたのRTX 50も突然ブラックアウトしてしまったら?慌てずに、最新のアップデート情報をチェックしてみましょう!

ブラックスクリーン問題って何?RTX 50シリーズのユーザーが困惑

NVIDIAの新世代GPU「RTX 50シリーズ」を買った人の中には、突然画面が真っ暗になって操作不能になる“ブラックスクリーン問題”に直面した人がいるようです。電源は入っているのに画面は完全にブラックアウト。PCがフリーズしたのか、ケーブルが抜けたのかとアタフタするも、どうやら原因はGPU自体にあるらしいのです。

この問題は、特にRTX 5090やそのほかのRTX Blackwellシリーズで報告が相次いでいます。あるユーザーは、ゲーム中にいきなり画面が落ち、その後まったく映らなくなったとのこと。再起動してもダメで、結局GPUを取り外して別のPCに接続したところ、やはり同じ症状が出たそうです。つまり、これは個々のPCの問題ではなく、GPU側に原因がある可能性が高いということですね。

では、なぜこんな問題が発生しているのでしょうか?現在のところ、主な原因として指摘されているのが、BIOSの不具合、ドライバーの問題、そしてPCIe接続の影響です。一部のユーザーは、BIOSの更新で直ったと報告しているものの、それがすべてのケースに当てはまるわけではない様子。ブラックスクリーンになったまま何もできず、困り果てている人も少なくありません。

最新のハイエンドGPUを購入したのに、いざ使おうとしたら画面が真っ暗で何もできないなんて、かなりショックですよね。特に、高価なRTX 50シリーズを手に入れたゲーマーやクリエイターたちは、早く問題が解決することを願っているはず。NVIDIAの対応が待たれる状況ですが、果たしてどんな対策が講じられるのでしょうか?

NVIDIAの対応策とは?新ドライバー&VBIOSアップデートに期待

ブラックスクリーン問題に直面したNVIDIAも、もちろんこの事態を放置しているわけではありません。現在、問題解決に向けた取り組みが進められており、具体的な対策のひとつとして「新しいドライバーアップデート」が今週中に配信される予定です。

NVIDIAの担当者によると、ブラックスクリーン問題は「BIOSやドライバーの影響を受ける可能性がある」とのこと。すでに一部のAIB(グラボ製造メーカー)では、独自のBIOSアップデートを提供し始めており、実際にそれで改善したというユーザー報告もあります。たとえば、MSIのGaming Trio RTX 5090を使用している人の中には、最新BIOSを適用したところブラックスクリーンが解消し、さらにパフォーマンスも向上したと喜んでいる人もいるようです。

ただし、これはあくまで一部のケースに限られます。BIOSの更新だけでは解決しない場合もあるため、NVIDIAはより広範な修正を行うべく、新しいドライバーを準備しているとのこと。このアップデートが成功すれば、多くのRTX 50シリーズユーザーがブラックスクリーン問題から解放されるかもしれませんね。

しかしながら、ドライバーの更新だけで全員の問題が解決する保証はありません。過去にも、GPUのドライバー更新で思わぬ副作用が発生したケースがありましたし、今回のブラックスクリーン問題も一筋縄ではいかない可能性があります。とはいえ、何もしないよりは確実に前進なので、該当するユーザーはNVIDIAの公式アナウンスをこまめにチェックし、最新のドライバーを導入してみるのが良さそうです。

では、もし新ドライバーやBIOS更新でも解決しなかった場合、どうすればいいのでしょうか?実は、最後の手段として「PCIeの設定変更」が有効かもしれません。

それでも直らない?最終手段としてのPCIe設定変更

新ドライバーを適用しても、BIOSを更新しても、それでもブラックスクリーンが発生する場合、一部のユーザーが試している「PCIeの設定変更」が有効かもしれません。具体的には、PCIeの動作モードを最新の「PCIe 5.0」から、より安定した「PCIe 4.0」に変更するという方法です。

なぜPCIeの変更が有効なのかというと、現在のRTX 50シリーズはPCIe 5.0に対応しているものの、この規格はまだ発展途上で、安定性に問題が出ることもあるからです。特に、新しいハードウェアやドライバーとの相性によっては、ブラックスクリーンやフリーズといった不具合が発生することがあるのです。

実際に、あるユーザーは「BIOS更新もダメ、ドライバー更新もダメだったけど、PCIe 4.0に設定を変更したらブラックスクリーンがなくなった」と報告しています。もちろん、すべてのケースで有効とは限りませんが、試してみる価値はありそうですね。

では、PCIeの設定を変更するにはどうすればいいのでしょうか?方法は簡単で、マザーボードのBIOS設定に入って「PCIeの動作モード」を「Auto」または「PCIe 5.0」から「PCIe 4.0」に変更するだけです。手順はマザーボードのメーカーによって少し違うので、詳細は公式サイトやマニュアルを確認してみてください。

ブラックスクリーン問題に悩んでいるRTX 50ユーザーにとっては、NVIDIAの新ドライバーが待ち遠しいところですが、それでも改善しない場合は、このPCIe設定変更が最後の希望になるかもしれませんね。高価なGPUを買ったのに、まともに使えないなんて悲しすぎるので、早めに解決策を試してみましょう!

Source:WCCFtech