「AM4はもう終わりかな…」と思っていたそこのあなた、まだまだ続きます!
AMDが新たに「Ryzen 5005G」シリーズのAPUを発表しました。これらはZen 3アーキテクチャを採用し、最大8コア16スレッドを搭載。TDPも35Wと65Wの2種類があり、用途に応じた選択が可能です。
最新のRyzen 8000Gシリーズがすでに登場している中で、なぜ今さら5005G?その秘密を一緒に探っていきましょう!
「もう終わり?」と思ったら…AM4の新CPUが登場!

「AM4はそろそろ終わりかな?」と思っていた人も多いはず。でもAMDはそんな予想を軽々と覆し、新たに「Ryzen 5005G」シリーズを発表しました!
このシリーズは、Zen 3アーキテクチャを採用したAPU(グラフィック機能付きのCPU)で、なんと6種類もラインナップされています。Ryzen 3、Ryzen 5、Ryzen 7の各グレードで、それぞれ「G」と「GE」の2種類が用意されており、Gモデルは標準の65W、GEモデルは省電力仕様の35Wとなっています。つまり「普通に使いたい人」と「できるだけ電力を抑えたい人」どちらのニーズにも対応しているわけです。
特に注目なのが、Ryzen 7 5705GとRyzen 5 5605G。実はこれ、すでに発売されている5700Gや5600Gとほぼ同じスペックなんです。AMDの公式データを見ても、コア数やスレッド数、グラフィック機能(Vegaシリーズ)までそっくり。でも、なぜわざわざ「新型」として出したのか?それは、おそらく価格を抑えたエントリーモデルとして再編成したからでしょう。
さらに、AM4ソケットのマザーボードは今でも市場に豊富に残っており、特にB450やB550チップセットを搭載したものは格安で手に入ります。つまり、これからPCを組みたい人にとっては、わざわざ最新のAM5に移行しなくても十分な選択肢があるわけです。
「新しいCPUが欲しいけど、最新世代はちょっと高いな…」という人にはピッタリのシリーズですね!
Ryzen 5005Gシリーズのラインナップとスペックをチェック!
今回発表されたRyzen 5005Gシリーズは、エントリーからミドルクラス向けの6モデルが用意されています。それぞれの特徴をざっくり見てみましょう!
Ryzen 7 5705G / 5705GE
・8コア16スレッドで、高いマルチタスク性能
・動作クロックは最大4.2GHz(GEモデルは少し低め)
・グラフィックはVega 8搭載で、ちょっとしたゲームも可能
Ryzen 5 5605G / 5605GE
・6コア12スレッドで、バランスの取れたパフォーマンス
・最大クロックは4.4GHzと結構高め
・Vega 7グラフィック内蔵で、軽めの作業ならGPU不要
Ryzen 3 5305G / 5305GE
・4コア8スレッドのエントリーモデル
・クロックは4.2GHz(GEは3.6GHz)で、日常作業向け
・Vega 6グラフィック搭載で、動画視聴や軽い編集作業もOK
GEモデルはTDPが35Wと低めなので、省エネ重視の人におすすめ。逆に、特に消費電力を気にしないならGモデルを選べば、クロックが高くて快適に使えます。
このラインナップを見ると、AMDがRyzen 5005Gシリーズを「手軽なPC構築向け」として出してきたのがよく分かりますね。最新のRyzen 8000Gシリーズほどの性能はないですが、AM4環境を活かせるお得な選択肢として魅力的です。
コスパ最強!?エントリー向けPCにピッタリの理由
「Ryzen 5005Gって、結局どんな人に向いてるの?」という疑問、ありますよね。結論から言うと、「コストを抑えつつ、そこそこ快適に使えるPCを組みたい人」にピッタリです!
まず、最大のメリットは価格の安さ。AMDは新世代のRyzen 8000Gシリーズを出しているので、Ryzen 5005Gシリーズは必然的に低価格になります。具体的な販売価格はまだ発表されていませんが、Ryzen 5000シリーズの既存モデルと似たスペックなので、かなりお手頃になるはずです。
そして、AM4マザーボードがまだまだ現役で使えるのも大きなポイント。B450やB550のマザーボードは新品でも安く、さらに中古市場には激安のものがゴロゴロあります。これを活用すれば、5万円以下で自作PCを組むことも可能かもしれません。
また、内蔵グラフィック(Vegaシリーズ)があるので、GPUを買わなくてもOK。もちろん、最新のゲームを快適に遊ぶには物足りないですが、軽い作業や動画編集、ブラウジングなら十分こなせます。ちょっとしたPCゲームも設定を落とせば動くので、「ゲーミングPCほどじゃなくても、たまに遊びたい」という人には最適です。
つまり、「できるだけ安く、自作PCを組みたい」「エントリー向けだけど、そこそこ動くPCが欲しい」という人にとっては、Ryzen 5005Gシリーズはかなり魅力的な選択肢になりそうですね!
Source:WCCFtech