NVIDIAが開発中のARMベースPC向けチップ「N1X」が、ついにGeekbenchで発見されました!
しかし、そのスコアを見て驚いた人も多いはず。なんと、AppleのM4チップに比べて圧倒的に低い数値が出てしまったのです。
でも、ちょっと待ってください。これ、本当に完成版なのでしょうか? それとも、まだ開発途中の試作チップ? NVIDIAの新たな挑戦、今後の展開が気になりますね!
期待の新型「N1X」、まさかの低スコア?

NVIDIAが開発中のPC向けARMベースチップ「N1X」が、ついにGeekbenchに登場しました! でも、その結果を見てファンはちょっとショックを受けたかもしれません。なぜなら、スコアが驚くほど低かったからです。
シングルコアのスコアは1,169、マルチコアは2,417。これ、どれくらい低いかというと、AppleのM4チップと比べると、シングルコアでは約3分の1、マルチコアではなんと6分の1以下というレベルです。M4 Maxのスコアは25,000超えなので、比べるのも申し訳ないくらいの差がついてしまいました。
ただ、これはまだ正式発表前のチップ。コア数も4つしか確認されていませんが、高性能モデルならもっと多くなるはずです。クロック周波数は3.2GHzとそこそこですが、これも最終仕様かどうかは分かりません。
つまり、このスコアだけを見て「NVIDIA終わったな…」と判断するのは早計というわけですね。とはいえ、期待の新型チップが現状こんな状態だと、ちょっと心配になってしまうのも事実。今後の続報に注目していきたいところです!
でもちょっと待って、これは試作版かも?
このGeekbenchのスコア、正直言ってショッキングな数字でしたが、実はまだ確定情報ではありません。なぜなら、この「N1X」とされるチップは試作版の可能性が高いからです。
まず、NVIDIAが「ハイエンド」として出す予定のARMベースチップが、たった4コアのはずがないんです。通常、ハイエンドモデルなら8コア以上、場合によっては12コアや16コアも考えられます。もし今回のチップが4コアなら、これはおそらく開発途中のテスト版でしょう。
さらに、Geekbenchのデータにはクロック速度が3.2GHzと記載されていますが、これも最終仕様かは不明。開発中のチップはテスト環境によって性能が大きく変わることがあるので、実際にはもっと高クロックになる可能性もあります。
そして、ARMベースのPC市場はまだ発展途上。AppleのMシリーズが成功しているとはいえ、それ以外のメーカーはこれから本格的に参入する段階です。そんな中、NVIDIAが初期のテストチップでいきなり高スコアを叩き出す方がむしろ驚きかもしれませんね。
結論として、この結果だけでN1Xの評価を決めるのは早すぎるということ。これが本当に完成版のスコアなら「えっ…マジで?」となりますが、試作版なら「まあ、これから本気出すんでしょ?」と前向きに捉えるべきでしょう!
NVIDIAのARM戦略、未来はどうなる?
NVIDIAがARMベースのPC向けチップを開発しているのは、ただの流行りではなく、長期的な戦略の一環です。特にゲーミングPC市場において、ARMアーキテクチャを本格導入することは大きな意味を持っています。
現在、AppleのMシリーズは高性能ですが、PCゲームの互換性にはまだ課題が多いです。Windows上でARMチップを活用する場合、ゲームがスムーズに動くかどうかが大きな壁になります。実際、QualcommのSnapdragon Xシリーズでもゲームのパフォーマンスはまだ完璧とは言えません。
でも、そこはNVIDIAです。グラフィックスの王者としての経験を活かし、強力なGPUと組み合わせることで、ゲーミング向けARMチップを実現する可能性があります。しかも、今回のN1XやN1はTSMCの最新3nmプロセスで製造されると言われており、省電力性能の面でも期待できます。
もう一つ気になるのが、NVIDIAとMediaTekの協力関係です。MediaTekはスマホ向けチップの大手で、通信技術にも強い会社。NVIDIAのARMチップに5G機能を組み込むことで、モバイルPC市場への進出も視野に入れているかもしれません。
今後、NVIDIAがどんな形でARMベースのPC市場に参入するのか、そしてゲーミングPCにどこまで影響を与えるのか。まだ不明な点は多いですが、もし本気で取り組むなら、x86の牙城を崩す新時代の幕開けになるかもしれませんね!
Source:PCGAMER