MacBook AirのOLEDモデルを待ち望んでいた皆さん、ちょっと深呼吸しましょう。残念ながら、その登場は「2029年」にまで延期されてしまいました。
一方で、MacBook ProのOLEDモデルは2026年に予定通り登場する見込み。じゃあ、なぜAirはこんなにも遅れるのでしょうか?どうやらコストや市場の動きが関係しているようです。
でも、ちょっとだけ朗報も。2027年にはMacBook Airのディスプレイが進化して、より鮮明なLCDパネルにアップグレードされるみたいです。それで満足できるのか…それとも、OLEDまでじっくり待つのか。あなたなら、どうします?
MacBook Proは予定通り、でもAirは…?
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MacBookのディスプレイ進化を待ち望んでいた人には、ちょっと嬉しいニュースと、ちょっとガッカリなニュースがあります。まず嬉しい方から。MacBook ProのOLEDモデルは、予定通り2026年に登場する見込みです!やったね!
しかし、MacBook AirのOLEDモデルを待っていた人にはショッキングな発表。なんと、発売が「2029年」にまで延期されることがわかりました。3年の差は大きすぎる!この発表に「え、そんなに待たせるの!?」とツッコんだ人も多いはずです。
なぜこんなにも遅れるのかというと、どうやら「生産コスト」と「市場の反応」がカギになっているようです。Appleとしては、より高価なMacBook Proに先にOLEDを搭載することで、高価格帯の製品にふさわしい付加価値をつけたい狙いがあるみたいですね。
さらに、AppleはSamsung DisplayからOLEDパネルを調達する予定ですが、生産ラインの準備が整うまで時間がかかるとのこと。現在、SamsungはMacBook Pro向けのOLEDパネルを生産するための設備を増強中ですが、MacBook Air向けのパネルを作る余裕はまだないようです。
これまでのAppleの動きを見ると、高価格帯モデルで新技術を試し、その後、普及モデルに展開するパターンが多いですよね。今回もその流れで、Proモデルが先にOLED化されるというわけです。でも、Airユーザーからしたら、「そんなの待てないよ!」という声が聞こえてきそうです。
ちなみに、2029年といえば、今から5年後。今使っているMacBook Airがあと5年も持つのか…と考えると、悩ましいですよね。これを機に「もうProを買っちゃおうかな…?」なんて気持ちになっている人もいるのでは?
なぜここまで延期?コストと市場の影響
AppleがMacBook AirのOLEDモデルを2029年まで延期した背景には、いくつかの理由があるようです。やはり一番の問題は「コスト」。OLEDパネルは製造コストが高く、特にMacBook Airのような比較的手頃な価格帯のモデルに搭載すると、価格が跳ね上がってしまう可能性があるんです。
「じゃあ、MacBook ProにはOLEDを載せるのに?」と思うかもしれませんが、Proモデルはもともと価格が高めなので、多少のコスト増は吸収しやすいんですね。逆に、MacBook AirにOLEDを搭載すると、価格が大幅に上がり、Airの「お手頃なMacBook」という立ち位置が崩れてしまうリスクがあるわけです。
さらに、Appleは過去にiPadシリーズで「先に高価格帯モデルをOLED化し、後から普及モデルをアップグレードする」という戦略をとっています。今回のMacBookでも同じ流れを狙っているのでしょう。
もう一つの理由は「市場の反応」。実は、AppleはOLEDを採用したiPad Proの売れ行きが思ったよりも伸びなかったというデータを持っているようです。つまり、「みんながそんなにOLEDを求めていないのでは?」という疑問が浮かび上がっているわけですね。
Appleは「MacBook AirにOLEDを載せても、すぐに売れる保証がない」と考えている可能性が高いです。そのため、まずはコストが許容できるMacBook Proで市場の反応を見つつ、Airへの展開を慎重に検討しているのでしょう。
とはいえ、2029年はさすがに遠すぎる…!5年も待たせるなら、その間に何かサプライズがあってもいいのでは?と思ってしまいますね。
2027年にはLCDアップデートも…これで我慢できる?
「え、OLEDは2029年って言ったのに、2027年に何があるの?」と思ったそこのあなた。実は、Appleは2027年にMacBook Airのディスプレイを「より高性能なLCD」にアップグレードする計画を進めているようなんです。
具体的には、現在の液晶ディスプレイに使われている「アモルファスシリコンTFT」から、「酸化物TFT(Oxide TFT)」という技術を採用したパネルに切り替えるとのこと。この技術を使うと、よりシャープな画質が実現できるだけでなく、スクロールのなめらかさや省電力性能も向上するらしいです。
とはいえ、「OLEDじゃないのかよ!」と思った人も多いはず。確かに、OLEDのような完璧な黒の表現やコントラストの鮮やかさは期待できませんが、それでも現行モデルよりは確実にディスプレイの品質が上がるはずです。
Appleとしては、「OLEDを待ちきれない人のために、ひとまず良いLCDを用意しておこう」という考えなのかもしれません。ちょっとだけ先延ばしされた感じもありますが、2029年までずっと同じディスプレイというよりは、少しずつ進化する方が嬉しいですよね。
ちなみに、この新しいLCDパネルの生産にはSamsung DisplayやBOEも関わっているそうです。BOEは、MacBook Air向けのLCDパネルを作るだけでなく、スマートフォン向けのOLEDパネル生産にも力を入れているとのこと。もしかすると、将来的にMacBook Air向けのOLEDパネルもBOEが担当するようになるかもしれませんね。
とはいえ、「2027年のLCDアップグレードで満足できるか?」というと、それは人それぞれ。OLEDを待つのがつらい人は、一足先にこの新しいLCDモデルに買い替えるのもアリかもしれません。
でも、「せっかくならOLEDまで待ちたい!」という人は、あと5年…頑張って待ちましょう!それまでにAppleが新たなサプライズを用意してくれることを期待したいですね。
Source:appleinsider