「あれ、この写真、背景に知らない人が写ってる…消せたらいいのにな」って思ったこと、ありませんか?

そんな願いを叶えてくれるのが、Windows 11の「Photos」アプリに新しく追加された「Generative Erase」機能!AIの力で写真の不要な部分を消せるという、なんとも夢のようなツールです。

でも、実際に使ってみると「めっちゃキレイに消えた!」と思う瞬間もあれば、「えっ、なんか変な跡が残ってる…?」というケースも。果たして、この機能は本当に使えるのか?さっそく試してみました!

ついに登場!「Generative Erase」ってどんな機能?

Windows 11の「Photos」アプリに、新しく「Generative Erase」という機能が追加されました!これはAIを使って、写真の不要な部分をサクッと消してくれる夢のようなツールです。たとえば、写真に写り込んだ知らない人や、邪魔な標識、余計な影なんかを、まるで最初からなかったかのように消せるんです。

使い方もシンプルで、「Photos」アプリで画像を開いて編集モードに入ったら、「Erase」ボタンを押して、消したい部分をブラシでなぞるだけ。あとはAIがいい感じに処理してくれるので、特別なスキルもいりません。「消す」というより、「塗りつぶして自然になじませる」といったイメージですね。

この機能、背景に写り込んだ人を消すだけでなく、写真にある不要なテキストを隠したり、個人情報が写ってしまった部分を見えなくしたりするのにも便利です。スマホのスクリーンショットから電話番号やメールアドレスを削除したいときにも使えますね。

ただし、「Generative Erase」が万能かというと、そうでもありません。簡単な背景ならうまく処理できますが、細かいディテールが多い場所では「なんか変な跡が残ってる…?」ということもあります。実際にどこまでうまく消せるのか、次のセクションで試してみましょう!

実際に使ってみた!どこまでキレイに消せるのか?

早速、「Generative Erase」を試してみました!最初のターゲットは、街角で撮った写真に偶然写り込んだ通行人。結果は…見事に消えました!何事もなかったかのように背景と自然になじんでいて、「これは使える!」と感動。AIの力、すごいですね。

次に、PCのスクリーンショットに写ったアイコンやボタンを消してみました。シンプルな背景なら問題なく消せますが、色の違いがある部分では微妙な跡が残ってしまうこともありました。何度か繰り返し適用してみると多少はマシになりますが、それでも完璧とは言えません。

そして、最も難易度が高そうなグループ写真に挑戦。左端にいる人を消そうとしたのですが…何度試しても背景が不自然にゆがんでしまい、「これはキレイに消すのは難しいかも」と感じました。逆に、小さなオブジェクト、例えば手に持ったグラスを消すぐらいなら、そこそこ自然な仕上がりになります。

結論として、「Generative Erase」は単純な背景ならキレイに消せますが、複雑な背景や大きなオブジェクトの削除は難しいことがわかりました。完全に違和感なく消したいなら、Photoshopなどの本格的な編集ソフトのほうが向いているかもしれませんね。

結局、Photoshopは必要?この機能の限界とは

「Generative Erase」は手軽に使える便利な機能ですが、完璧な編集ツールではありません。消したい部分が単純な背景なら問題ありませんが、複雑な色や模様があると、どうしても不自然な跡が残ってしまいます。「AIが勝手にいい感じに処理してくれる!」と期待しすぎると、少しがっかりするかもしれません。

特に、人の顔や細かいオブジェクトが絡み合った写真では、何度試しても違和感が消えないことがあります。たとえば、グループ写真で誰かを消そうとすると、背景がゆがんだり、奇妙な模様が残ったりしてしまうことが多いです。こういうケースでは、Photoshopの「コンテンツに応じた塗りつぶし」のほうが自然に仕上がります。

また、「Photos」アプリには「Generative Fill」のような高度な補完機能がないため、消した部分をうまく埋めることが苦手です。この機能が使えるのは「Copilot+ PC」だけなので、無料で使える範囲ではどうしても限界がありますね。Microsoftもこの手のAI機能は有料化する方向に動いているので、今後もっと高機能なものが出ても、無料で使うのは難しそうです。

とはいえ、「ちょっとした不要なものをサクッと消したい!」という用途なら十分に使えます。特に、SNS用の写真や、ちょっとした画像編集にはぴったりです。使い方も簡単なので、「Photoshopを開くほどでもないけど、ちょっと修正したいな…」というときには、便利な選択肢のひとつになりそうですね!

Source:YTECHB