ついに登場したRTX 5090搭載ノートPC。ベンチマークテストでは、これまでの最強ノートGPUだったRTX 4090を上回り、堂々の1位に!

しかも、AMDのデスクトップ向けGPUにまで迫る勢いで、「ついにノートPCもここまで来たか…!」とゲーマーたちは大興奮。ところが…あるテスト結果を見て、みんな「え?」となった。

まさかのRTX 4060ノートPC版に負ける場面が!?一体何が起きたのか、詳しくチェックしていこう!

RTX 5090ノートPC版、堂々のベンチマーク1位!でもちょっと待って…

ついにRTX 5090搭載ノートPCのベンチマーク結果が公開され、いきなり最強の座を獲得しました!PassMarkのG3D Markではスコア28,280を記録し、RTX 4090ノート版(27,467)を上回るパフォーマンスを見せています。

しかも、驚くべきことにデスクトップ向けのAMD Radeon RX 6950 XT(28,128)をも超え、RX 7900 XT(28,877)にも肉薄。この結果だけ見ると「ノートPCでもデスクトップ並みの性能が出せる時代が来たのでは?」と思わずにはいられません。

さらに特筆すべきは、その省エネ性能です。RTX 5090ノート版のTDP(消費電力の目安)は95W〜150Wとされており、デスクトップ版のRTX 5090(575W)とは比べものにならないほど低消費電力。それでいて、RTX 3090 Ti(29,618)やRTX 4070 Super(30,060)といったデスクトップ向けの強力なGPUに近いスコアを出しているのは驚異的です。

これだけのスペックを持ちながら、24GBのGDDR7メモリ、10,496個のCUDAコア、そして最新のDLSS 4とMulti Frame Generationにも対応。今後、対応ゲームでどこまで快適に動作するのか、ますます期待が高まります。

とはいえ、まだ出回っているサンプル数が少なく、すべてのRTX 5090搭載ノートPCが同じパフォーマンスを発揮するとは限りません。これからさらに多くのベンチマーク結果が出てくるはずなので、冷静に見守ることも大事ですね。

そんなRTX 5090ノート版ですが、実はあるベンチマーク結果で妙なことが起きています。まさかの「RTX 4060に負けた」という報告が…!?どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。

デスクトップGPUに迫る驚異のスペック、その秘密とは?

RTX 5090ノートPC版がここまでの性能を出せる理由は、やはり次世代の技術が詰め込まれているからです。

まず注目したいのが、最新のGDDR7メモリ。従来のGDDR6よりも帯域幅が広がり、一度に処理できるデータ量が増えました。そのおかげで、ゲームやクリエイティブな作業でスムーズなパフォーマンスを発揮します。

さらに、CUDAコアの数も10,496個と大幅に増加。これにより、リアルタイムレイトレーシングやAIを活用したグラフィック処理がよりスムーズになっています。特にDLSS 4の搭載は大きく、対応ゲームではフレームレートが飛躍的に向上することが期待されます。

そして、ノートPC向けとは思えないほどのDirectX 12パフォーマンスも驚異的です。PassMarkのテストでは、RTX 5090ノート版は167fpsを記録。RTX 4090(106fps)やRTX 4060(73fps)を大きく上回る結果を見せました。

しかし、ここで気になるのが消費電力とのバランスです。RTX 5090ノート版のTDPは95W〜150Wとされていますが、デスクトップ版と比べると大幅に抑えられています。これが長時間の高負荷作業時にどのような影響を及ぼすのか、今後の実機レビューが気になるところですね。

さらに、RTX 5090ノート版が本当に「買い」なのかどうかは、価格次第という面もあります。RTX 40シリーズのノートPCも依然として高性能なため、性能向上の幅と価格差をしっかり見極めることが重要です。

とにかくスペックだけ見ると「ノートPCでもここまで来たか!」と驚かされるRTX 5090ノート版。しかし、あるベンチマークでは「え、ホントに?」と首をかしげたくなる結果が出ています。

え?RTX 4060に負けるテストがあるってホント!?

RTX 5090ノートPC版が最強の座についたかと思いきや、GPU Computeのベンチマークテストでは意外な結果が出てしまいました。

PassMarkのGPU Computeテストでは、RTX 5090ノート版のスコアが「6830 Ops/Sec」となり、なんとRTX 4060ノート版(6831 Ops/Sec)にわずかに負けてしまったのです!この数値だけ見ると「え?そんなバカな」と思いますよね。

では、なぜこんなことが起きたのでしょうか?まず考えられるのは、RTX 5090ノート版のTDPがまだ制限されている可能性です。今回のベンチマークで使われたモデルは、最大TDPが95Wに抑えられていました。一方、RTX 4060ノート版は最大115W。この差がスコアに影響している可能性があります。

さらに、Nvidiaが最近32ビットフレームワークのサポートを終了したことも関係しているかもしれません。RTX 50シリーズのGPUは、この変更の影響で特定のベンチマークで正しいスコアが出にくくなっていると言われています。Notebookcheckの報告によると、今後のドライバー更新で改善される可能性があるとのこと。

とはいえ、GPU Computeのテストはあくまで「CPUとの連携」に関する測定です。純粋なグラフィック性能を測るものではないため、実際のゲームパフォーマンスにはそこまで大きな影響はないと考えてよさそうです。

それを裏付けるように、DirectX 12のベンチマークではRTX 5090ノート版が167fpsを記録し、他のノートPC向けGPUを圧倒。ゲームや映像編集といった用途では、間違いなくRTX 50シリーズの進化を実感できるはずです。

とはいえ、「最強GPUがRTX 4060に負ける場面がある」と聞くと、ちょっと気になりますよね。今後の最適化によってどう変わるのか、引き続きチェックしていきたいところです。

Source:tom’s guide