「Intel 8〜10世代のCPUはWindows 11非対応⁉」そんなニュースが一部で話題になりましたが、Microsoftが「それ、間違いでした」と正式に発表しました。
どうやらリスト更新の際に、うっかり対応CPUを消してしまっただけだったようです。でも、ユーザーにとっては一瞬ヒヤッとする出来事でしたよね。
では、なぜこんな混乱が起きたのか? そして今後の影響は? この件の真相を詳しく見ていきましょう!
なぜ混乱が起きた?リストから消えたCPUたち

先月、MicrosoftがWindows 11 24H2の対応CPUリストを更新しました。でも、なぜかIntelの第8世代・第9世代・第10世代のCPUがごっそり消えていたんです。これを見たユーザーやメディアが「え、これってもうサポート終了なの⁉」と大騒ぎになりました。
確かに、Microsoftのシステム要件は以前から厳しめ。Windows 11の登場時には、かなりのCPUが「非対応」の烙印を押され、ユーザーをガッカリさせました。そんな経緯もあって、「リストから消えた=もう使えない」という疑念が広まったわけです。
特に影響を受けたのは、第8世代のCore iシリーズ以降を使っている人たち。これらのCPUはWindows 11の最低要件を満たしているのに、突然リストから消えたことで「もうアップデートできないの?」と不安になった人も多かったはず。
この話が広まると、SNSやフォーラムでは「Microsoft、またやらかした?」と話題に。実際、Windows 11の要件をめぐっては過去にも「このCPUは対応」「やっぱり非対応」みたいなドタバタ劇がありましたから、今回もその延長戦かと思われたんですね。
でも、結局のところこれはMicrosoft側のミス。誤解が生じたのは、単にリストの更新時に一部のCPUが抜け落ちていただけでした。とはいえ、一度騒ぎが起きると「やっぱりWindows 11の対応って不安定なんじゃ…?」という印象を持つ人も少なくないでしょう。
では、Microsoftはこの件についてどう釈明したのでしょうか?次で見ていきましょう。
Microsoftの釈明と「単なるミス」だった理由
ユーザーが混乱する中、Microsoftは「ちょっと待って、それ間違いでした!」と慌てて訂正しました。公式発表によると、問題のリストは2月13日に更新されたのですが、その際に誤ってIntelの8〜10世代のCPUが抜けてしまったとのこと。
2月27日には改めてリストを修正し、Intelの対応CPUが元通り掲載されました。Microsoftは「これはOEM(パソコンメーカー)向けのリストであり、最小要件は変わっていません」と説明。つまり、これまで通り第8世代以降のIntel CPUはWindows 11に対応するということです。
ただ、この説明を聞いて「なんでそんなミスするの?」と思った人も多いはず。リストの管理はシンプルな作業に見えますが、実際にはかなりの数のプロセッサーが存在し、どれがどのバージョンに対応するかを管理するのは大変なのかもしれません。
しかし、これまでにも「対応CPUのリストがコロコロ変わる」問題はたびたび発生しており、Microsoftの透明性の低さが指摘されてきました。例えば、Ryzen 8000シリーズの一部も最近になってようやくリストに追加されましたし、過去にはIntel第7世代の一部CPUが「例外的に対応」とされたこともあります。
今回のミスは純粋なヒューマンエラーかもしれませんが、ユーザーとしては「またか…」という気持ちになるのも無理はありませんよね。とはいえ、結局のところWindows 11の最低要件に変更はないので、Intel 8〜10世代のCPUを使っている人は安心してOK。
それでは、今後のWindows 11の対応方針についても見ていきましょう!
結局どうなる?Windows 11の今後の対応
今回の一件で分かったことは、Microsoftの対応CPUリストは「うっかり消えることがある」ということ。そして、今後も「リスト更新=要件変更」ではないと、慎重に見極める必要がありそうです。
とはいえ、Windows 11のシステム要件自体は今後も変わる可能性があります。たとえば、Microsoftは2025年にWindows 10のサポートを終了予定。そのタイミングで「Windows 11の要件を見直します!」なんて話が出る可能性もゼロではありません。
特に、AI機能を活用した「Copilot」などの新機能がどんどん追加されているため、今後のバージョンでは「もっと新しいCPUが必要です!」と言われるかもしれません。実際、最近のWindows 11のアップデートでは「AI対応チップ推奨」といった動きも見られます。
とはいえ、現時点でIntel 8〜10世代のCPUが「突然使えなくなる」ことはないので、焦る必要はありません。ただし、より快適に使いたいなら、数年以内に最新のハードウェアへ移行することも考えておくといいかもしれませんね。
結局のところ、今回の騒動はMicrosoftの単純ミスでしたが、「Windows 11の要件って本当に安定してるの?」という疑問は残ります。これからも、対応リストの変更には注意しておいた方がよさそうですね!
Source:Neowin