Mac Miniの時代は終わったかもしれません。いや、ちょっと言いすぎかもしれませんが、Frameworkの新型デスクトップPCを見たら、そう思わずにはいられません。
この「Framework Desktop」、なんとミニITXサイズなのに超ハイスペック。しかも、見た目も中身も自由にカスタマイズできるという、DIY好きにはたまらない仕様になっています。
さらに、「最も組み立てやすいPC」とメーカーが豪語するほどの手軽さ。パーツ交換もラクラクで、長く愛用できそうなこのPC、気になりませんか?
小さいけど本気!Framework Desktopのスペックをチェック

Frameworkが発表した新型デスクトップPCは、一見するとただの小型PCですが、中身は本気のハイスペックマシンです。サイズはたったの4.5リットルとコンパクトなのに、パワフルな性能を詰め込んでいるのが特徴です。
まず、搭載されるのはAMDの「Ryzen AI Max」シリーズの最新プロセッサ。最大16コアで、ブーストクロックは5.1GHzという驚きのスペックです。これなら、重い作業もサクサク動きそうですね。さらに、グラフィック性能も抜かりなく、「Radeon 8060S」を採用。これによって、高画質なゲームや動画編集も快適にこなせます。
メモリは最大128GBのLPDDR5xを搭載し、256GBものメモリ帯域幅を実現しています。ただし、ここで少し注意が必要です。このメモリ、なんと本体に直接ハンダ付けされているので交換ができません。でも、その分コストを抑えられているので、価格的にはちょっとお得かもしれませんね。
電力面でも優秀で、120Wの持続電力と140Wのブーストパワーを発揮します。このサイズでこれだけのパワーが出せるのはなかなかすごいですよね。さらに、OSの対応も幅広く、Windows 11はもちろん、UbuntuやFedoraといったLinux系、さらにはBazziteやPlaytronといったゲーム向けのOSにも対応しています。
このPCは、ただの小型PCではなく、「コンパクトだけど本気で使える」一台です。サイズを理由に妥協する必要はなく、むしろ省スペースでデスクをスッキリさせながら、高性能を求める人にピッタリのマシンになりそうですね。
デザインも遊べる?カラフルなカスタマイズ要素が満載
Framework Desktopは、スペックだけでなくデザイン面でもかなり遊び心があるPCです。特に注目したいのは、フロントパネルに配置された「21色のカラフルなタイル」。好きな色を自由に組み合わせることができ、自分好みの見た目にカスタマイズできます。これだけでも、PCケースの概念が変わりそうですよね。
さらに、側面パネルもブラックと半透明の2種類から選べます。半透明パネルを選べば、内部のパーツがほんのり透けて見えるので、光るパーツを仕込めばめちゃくちゃオシャレになりそうです。そして、カスタマイズの決め手となるのが「RGBファン」。好きな色に光らせることができるので、ゲーミングPCらしい雰囲気を演出できます。
このPC、持ち運びまで考えられているのが面白いポイントです。オプションで「キャリングハンドル」を付ければ、簡単に持ち運べるようになります。デスクトップPCなのに「持ち歩く」という発想はなかなか新しいですよね。
さらに、Frameworkの特徴的な「拡張カードシステム」も健在。PCの前面にスロットがあり、必要なポートを自由に選んでカスタマイズできます。USBポートを増やしたり、特定の機能を追加したりと、自分の用途に合わせて最適化できるのはかなり便利です。
極めつけは、フロントパネルのタイルが「オープンソース化」されていること。つまり、自分で3Dプリントしてオリジナルのデザインを作ることもできちゃうんです。これはまさに、カスタマイズ好きにはたまらないポイントですね。
本当に簡単?「最も組み立てやすいPC」の実力とは
FrameworkはこのPCについて、「最も組み立てやすいデスクトップPC」と豪語しています。でも、実際にどれくらい簡単なのでしょうか?
まず、内部構造がすごくシンプルになっていて、ほぼ全てのパーツが標準規格に準拠しています。これによって、自分好みのパーツを選んで簡単に交換できるんです。特に、ストレージや冷却ファンは工具なしで交換できるので、初心者でも迷うことなく扱えそうですね。
もう一つのポイントは、Frameworkが公式に組み立てガイドを提供していること。ステップごとの解説付きで、さらに動画まであるので、「PCを組み立てるのは初めて…」という人でも安心です。しかも、ほとんどの作業がネジを回すだけで完了するので、難しい知識は必要ありません。
ただし、一つだけ気になる点があります。それは、メモリが基盤にハンダ付けされていること。これによって、メモリの交換や増設はできません。でも、その分価格が抑えられているので、最初にしっかりスペックを選べば問題なさそうですね。
実際にこのPCを触ったレビューでは、「PCを自作したことがない人でも簡単に組み立てられる」との声が多く、Frameworkの「簡単」という主張はどうやら本当のようです。
結論として、これまで「自作PCは難しそう」と敬遠していた人にこそ、Framework Desktopはぴったりな一台かもしれません。手軽に組み立てられて、しかもカスタマイズが楽しめるこのPC、一度試してみたくなりませんか?
Source:Laptop