2025年10月、ついにWindows 10のサポートが終了します。つまり、それ以降は新しいアップデートやセキュリティ対策が受けられなくなるということ。でも、なんとSteamユーザーの約50%がいまだにWindows 10を使い続けているんです。
「え、そろそろWindows 11にしないとヤバいのでは?」と思うかもしれませんが、現状ではそう簡単にはいかない事情があるようです。実際、Windows 11への移行が進まない理由には、厳しいハードウェア要件やメリットの薄さが関係しているとか。
では、このままWindows 10を使い続けると何が起こるのでしょうか? そして、Windows 11には本当に乗り換えるべきなのでしょうか? その疑問を一緒に考えていきましょう!
まだまだ現役!Windows 10の根強い人気
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Windows 11が登場して4年経ちましたが、いまだにWindows 10が多くの人に愛され続けています。特にゲーマーが多いSteamでは、なんと約50%のユーザーがWindows 10を使い続けているとか。これって結構すごいことですよね。
なぜこんなにも人気が衰えないのかというと、一番の理由は「まだ十分に使えるから」。新しいOSが出たからといって、無理に変える必要がなければ、多くの人はそのまま使い続けますよね。Windows 10は安定して動くし、必要な機能も揃っているので、「わざわざ変えなくても困らない」というのが正直なところでしょう。
それに、Windows 10は長年使われてきたこともあって、いろんなソフトやゲームがスムーズに動くという安心感があります。特にゲーマーにとっては「今の環境で快適に遊べているなら、無理に変えたくない」というのが本音かもしれません。
一方で、Windows 11は新しいデザインや便利な機能があるものの、「変わったことで逆に使いづらい」と感じる人も少なくありません。特に、タスクバーのカスタマイズ性が減ったり、スタートメニューの仕様が変わったりして、「前のほうが良かった」と思う人も多いようです。
そんなわけで、「今のままで問題ないし、特に不満もないならWindows 10のままでいいか」と考えるユーザーが多く、結果として今でも高いシェアを維持しているんですね。でも、サポート終了が近づいている今、本当にこのままで大丈夫なのでしょうか?
Windows 11、なぜ移行が進まないのか?
Windows 11が登場してしばらく経ちますが、なかなか普及が進んでいません。Microsoftは頑張って宣伝しているものの、2024年時点で世界全体のシェアは約36.6%。一方、Windows 10は60%以上をキープしています。なぜここまで移行が進まないのでしょうか?
その大きな理由のひとつが「ハードウェア要件の厳しさ」です。Windows 11をインストールするには、TPM 2.0というセキュリティチップが必要だったり、対応しているCPUが限られていたりします。つまり、「PCのスペックが足りなくてアップグレードできない」という人が結構いるんですね。
また、「Windows 10と比べて、そこまでメリットを感じない」という声も多いです。確かに、Windows 11には新しいデザインやゲーム向けの機能など魅力的なポイントもありますが、「わざわざ変えなくても困らない」と思ってしまう人が多いようです。
特にSteamユーザーにとっては、「ゲームが快適に動くかどうか」が何よりも大事。Windows 10で安定しているなら、無理にWindows 11に移行する理由はありません。むしろ、アップグレードしたことで何か不具合が出たら嫌ですよね。
さらに、企業や学校などでは、システムやソフトウェアの互換性の問題もあって、簡単にアップグレードできないことも多いです。こうした事情もあり、Windows 11の普及は思ったよりも進んでいないんですね。
とはいえ、Windows 10のサポート終了が迫る中、このまま使い続けるのが本当にベストな選択なのかは考える必要がありそうです。では、サポートが終わった後、Windows 10を使い続けるとどうなるのでしょうか?
サポート終了後、Windows 10ユーザーはどうなる?
2025年10月14日、ついにWindows 10のサポートが終了します。つまり、この日を境にMicrosoftは新しいセキュリティ更新を提供しなくなり、技術サポートも受けられなくなるということです。では、これからもWindows 10を使い続けると、どんな影響があるのでしょうか?
まず、最大の問題は「セキュリティリスクが大きくなる」という点です。サポートが終わると、新たに発見された脆弱性が放置されることになり、ウイルスやハッキングの危険性が高まります。特にネットに接続する機会が多い人は、リスクが大きくなるので注意が必要です。
次に、「最新のソフトやゲームが対応しなくなる可能性がある」ことも見逃せません。しばらくはWindows 10でも問題なく動くかもしれませんが、いずれは「Windows 11以降じゃないと使えない」というソフトが増えてくるでしょう。特に、Steamで遊んでいるゲームが「もうWindows 10では動きません」となったら困りますよね。
では、Windows 10ユーザーはどうすればいいのでしょうか? 一番確実なのは、やっぱりWindows 11への移行です。ただし、今使っているPCが対応していない場合、新しいPCを買う必要が出てきます。これがなかなかハードル高いんですよね。
もうひとつの選択肢は、「Windows 10の延長サポートを受ける」という方法です。Microsoftは、企業向けに有料の延長セキュリティ更新プログラム(ESU)を提供すると発表しています。個人向けの詳細はまだ発表されていませんが、有料でサポートを受けられる可能性はあります。
結局のところ、「今すぐWindows 11に移行しなきゃ!」というわけではありませんが、サポート終了後のことを考えて、早めに準備をしておいたほうが良さそうですね。Windows 10をこのまま使い続けるか、それとも思い切ってWindows 11に移行するか…あなたはどちらを選びますか?
Source:TweakTown