また出ました、ゼロデイ脆弱性!今回は「CVE-2025-21418」というWindowsの新たなセキュリティホールが見つかり、すでに攻撃にも使われているとか。
この脆弱性を悪用すると、ハッカーがシステム権限を奪い、PCを自由に操作できる状態になってしまうそうです。ヤバいですね…。
でも安心してください!今すぐWindowsのアップデートをすれば、被害を防げる可能性大。さあ、あなたのPC、最新状態になっていますか?
CVE-2025-21418とは?危険度は“重要”だけど…本当に大丈夫?

またしても登場してしまいました、Windowsのゼロデイ脆弱性「CVE-2025-21418」。ゼロデイって、なんかカッコいい響きですが、要は「発見された瞬間から攻撃に使われているヤバいやつ」です。
Microsoftはこの脆弱性の危険度を「重要(Important)」としていますが、セキュリティ専門家の間では「いやいや、これ実際には”超重要”レベルでは?」という声が上がっています。なぜなら、すでにこの脆弱性を悪用した攻撃が確認されているからです。
問題のある箇所は「Windows Ancillary Function Driver(AFD)」という、ネットワーク通信を担当する部分。ここにある「ヒープベースのバッファオーバーフロー」という問題を突かれると、攻撃者がシステムの最高権限をゲットできてしまいます。つまり、悪意のあるプログラムを実行され放題、PCを乗っ取られる可能性があるのです。
影響を受けるのはWindows 10、Windows 11、そしてWindows Serverの各バージョン。つまり、多くのパソコンがターゲットになりうるということですね。しかも、ハッカーの間ではこういった脆弱性が闇市場で取引されているので、「パッチを当てる前に攻撃された…」なんてことも十分にありえます。
これ、Microsoftは「重要」って言ってますけど、本当にそんな軽い話で済むのでしょうか?少なくとも、「大したことないし、アップデートは後回しでいいや」と思うのはキケン。次の項目では、この脆弱性がどうやって攻撃に使われるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
どうやって攻撃されるの?ハッカーがシステムを乗っ取る仕組み
「PCが乗っ取られる」と言われても、いまいちピンとこないかもしれません。でも、考えてみてください。知らない間に誰かがあなたのパソコンに入り込み、好き勝手に操作している…そんなホラーな状況が、現実に起こる可能性があるのです。
CVE-2025-21418は「権限昇格(EoP)」という種類の脆弱性です。これだけ聞くと何やら難しそうですが、要するに「攻撃者が本来持っていないはずの管理者権限を手に入れちゃうよ!」という話。
具体的には、Windowsの「AFD(Ancillary Function Driver)」というネットワーク関連の機能にあるバグを突くことで、攻撃者がシステムレベルの権限を取得できるそうです。これが何を意味するかというと…
・あなたのPCの中身を自由に操作できる
・勝手にプログラムをインストール&実行できる
・個人情報やパスワードを盗み放題
といった、まさに「やりたい放題」の状態になってしまうのです。
しかも、ゼロデイ脆弱性の怖いところは、攻撃がすでに始まっている点。Microsoftが修正パッチを公開する前から、闇市場では「こんな脆弱性があるよ~」と売買され、サイバー犯罪者たちがいち早く悪用しているのです。
最近では、こうした脆弱性を利用した大規模攻撃も増えてきています。2017年の「WannaCry」や、2023年の「Clopランサムウェア攻撃」もゼロデイ脆弱性が絡んでいました。もしパソコンが乗っ取られたら、大切なデータを人質に取られたり、身代金を要求されたりすることも…。
さて、それでは「どうすればこの攻撃を防げるのか?」という話に移りましょう。次の項目で、具体的な対策について説明します!
対策はシンプル!今すぐできる「被害を防ぐ」方法
ここまで読んで、「なんか怖いけど、どうすればいいの?」と思ったあなた、大丈夫です!実は対策はとってもシンプル。基本的なルールを守れば、リスクを大幅に減らすことができます。
まず、一番大事なのが「Windowsのアップデートをすぐに適用すること」です。Microsoftはこの脆弱性を修正するパッチをリリースしていますので、「更新の通知が来たら後回しにしない!」が鉄則。むしろ、手動で「Windows Update」から最新の更新プログラムがあるかチェックするくらいの勢いでいきましょう。
具体的には以下の手順を実行してください。
- スタートメニューを開いて「設定」をクリック
- 「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を選択
- 「更新プログラムのチェック」をクリックして、最新の更新をインストール
- インストールが終わったら、念のためPCを再起動
これだけで、CVE-2025-21418を悪用した攻撃のリスクをぐっと減らせます。
さらに、今後のために「自動更新」を有効にしておくのもおすすめです。手動で更新するのは面倒ですが、自動で最新のパッチを適用してくれるなら楽チンですよね?
また、怪しいメールの添付ファイルを開かない、不審なリンクをクリックしないといった基本的なセキュリティ対策も重要。どんなにOSを最新にしても、人間がうっかりミスをすると、攻撃者の思うツボです。
最後に、もし企業のシステムを管理している方なら、「脆弱性のあるデバイスがネットワーク内に残っていないか?」をチェックするのも忘れずに!組織全体のセキュリティを強化することが、被害を最小限に抑えるカギになります。
というわけで、今すぐアップデート、そしてセキュリティ意識を高めて、この脅威に備えましょう!
Source:Techopedia