新しいRTX 50シリーズのグラボが電源ケーブルを溶かしてる⁉ そんなウワサが広まったけど、実はそれ、RTX 4090の仕業だったみたいです。
香港のメディアがRTX 50シリーズのテスト中に焦げた電源ケーブルを発見。でも調べてみると、実は過去に使っていた4090が原因だったというオチ。まさか2年経ってもまだ燃えてるとは…!
とはいえ、新型RTX 50シリーズは改良された安全なコネクタを採用。これからグラボを買う人は、電源コネクタの違いをしっかりチェックしたほうがいいかも?
RTX 50シリーズはセーフ!でも4090はまだ危険?
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RTX 50シリーズが電源ケーブルを溶かすというウワサが飛び交ったけれど、実際のところはどうなのでしょう? 結論から言うと、新しい50シリーズは安全みたいです。でも、RTX 4090のほうは依然として危険な香りがプンプンします。
香港のメディアPCMがRTX 50シリーズのテスト中に焦げた電源ケーブルを発見。それを見た人たちは「またNVIDIAか!」と騒ぎました。でも調査が進むと、犯人は新型グラボではなく、なんと2年前に発売されたRTX 4090だったのです。まさかの再犯! いまだに電源コネクタ問題が解決していないとは驚きですね。
RTX 4090の電源ケーブルが溶ける問題は、発売当初から話題になっていました。NVIDIAは途中で電源コネクタを新しい規格「12V-2×6」に変更しましたが、それ以前の「12VHPWR」コネクタを使っている個体は、まだ危険なままのようです。PCMのテスト機がどちらの規格だったかは不明ですが、問題が再び発生したということは、古い規格のものだった可能性が高いですね。
では、RTX 50シリーズは本当に安全なのか? NVIDIAによると、RTX 50シリーズには新型コネクタを採用し、接続不良を防ぐ設計になっているとのこと。さらに、メーカー独自の工夫も加わり、ケーブルがしっかり接続されているかをLEDや色付きインジケーターで確認できる仕様になっています。これは安心材料になりそうです。
とはいえ、「RTX 4090の電源ケーブルが焦げた!」という報告は今でもチラホラ見かけます。もしRTX 4090を使っているなら、電源ケーブルの接続をしっかり確認しておいたほうがよさそうですね。
問題の原因は旧型の電源コネクタだった
なぜRTX 4090だけがこんなにも電源ケーブルを溶かしてしまうのでしょうか? その原因は、どうやら「12VHPWR」という旧型の電源コネクタにあるみたいです。
この「12VHPWR」という規格は、RTX 4090の発売と同時に登場しました。しかし、このコネクタには「しっかり差し込まないと接触不良を起こす」という致命的な弱点があったのです。コネクタが少しでもズレていると、電流が不安定になり、発熱して最悪の場合ケーブルが溶けてしまう……まさに「燃えるグラボ」になってしまうわけですね。
NVIDIAもこの問題を把握していて、途中で電源コネクタを「12V-2×6」という新しい規格に変更しました。この新型コネクタは、ちゃんと接続されていないと電流が流れない仕組みになっており、安全性が向上しています。また、端子が少し奥まった位置に配置されることで、ズレた状態で接続されることも防げるようになっています。
それでも、すべてのRTX 4090が安全になったわけではありません。発売初期に流通したモデルには旧型のコネクタが使われており、それが市場にまだ多く残っているのが現状です。つまり、RTX 4090ユーザーの中には、いまだに「燃える可能性のあるグラボ」を使っている人がいるということになります。
さらに、問題はコネクタの設計だけではなく、使用環境や取り扱い方にも影響されます。例えば、ケーブルを無理に曲げたり、しっかり奥まで差し込まなかったりすると、発熱リスクが高まります。RTX 4090を使っている人は、接続部分をしっかりチェックし、「カチッ」と音がするまで差し込むことが重要ですね。
RTX 50シリーズではこうした問題を未然に防ぐための改良が行われているので、少なくとも新しいグラボでは安心して使えそうです。ですが、RTX 4090をまだ使っている人は、電源ケーブルの状態をこまめにチェックすることをおすすめします。
これからグラボを買う人への注意点
これからRTX 50シリーズやRTX 4090を買おうとしているなら、電源コネクタには特に注意が必要です。安全に使うためのポイントをしっかり押さえておきましょう!
まず、RTX 50シリーズを買う場合は、新型の「12V-2×6」コネクタが採用されているか確認しましょう。基本的にはすべてのRTX 50シリーズで使われていますが、念のためレビューや公式情報をチェックしておくと安心です。また、各メーカーのオリジナルモデルでは、LEDランプやインジケーター付きのコネクタを採用しているものもあるので、安全性を重視するならそういったモデルを選ぶのもアリです。
一方で、RTX 4090を買おうとしている人は、どのコネクタが使われているのかを確認することが超重要! 中古品や初期ロットの製品には、旧型の「12VHPWR」コネクタが使われている可能性があるので要注意です。これを回避するには、なるべく最近生産されたモデルを選ぶか、販売店にコネクタの種類を問い合わせてみるのがよさそうですね。
もしすでにRTX 4090を持っている場合は、まず電源ケーブルをしっかりチェックしましょう。ケーブルがしっかり差し込まれているか確認し、「カチッ」と音がするまで押し込むことが大切です。また、ケーブルを無理に折り曲げたり、引っ張ったりすると接触不良の原因になるので、なるべくゆったりと配線するようにしましょう。
RTX 50シリーズが登場したことで、グラボ市場はますます活気づいています。でも、電源コネクタの問題は依然として続いているので、購入時にはしっかりと情報を集めることが大切ですね。安全に使うために、電源ケーブルの扱いには十分気をつけましょう!
Source:ExtremeTech