え、まだAM4ソケットのPCが現役なの!?
そう思ったあなたに朗報です。AMDがなんと、Ryzen 5000Gシリーズに新たに6つのチップを追加しました!Ryzen 3からRyzen 7まで、手頃な価格帯でパフォーマンスも十分。

最新じゃないけど「コスパ重視!」な人にはピッタリ。古いマザーボードを買い替えずにアップグレードできるなんて、財布にも優しいですよね。さて、この新チップたち、本当にアリなのか?詳しく見ていきましょう!

まさかの復活!Ryzen 5000Gシリーズに新モデル登場

「え、今さら5000G!?」と思った人もいるかもしれませんが、AMDはそんな常識をいい意味で裏切ってきました。2021年に登場したRyzen 5000Gシリーズに、2025年になってまさかの新チップ6種を追加!しかも、これらのチップはZen 3アーキテクチャを採用していて、最大で8コア16スレッド、最大ブーストクロックは4.6GHzと、普段使いや軽いゲームには十分すぎる性能です。型番はRyzen 3、Ryzen 5、Ryzen 7の各グレードが揃っていて、予算や用途に合わせて選べるのも嬉しいポイントですね。

特に驚きなのは、これらの新チップが古くからのAM4ソケットに対応していること。これって、すでにRyzen初代モデルから使っているユーザーでも、マザーボードを買い替えることなくCPUだけアップグレードできるってことなんです。財布に優しいどころか、環境にも優しいという二重のメリット。AMDがこのAM4プラットフォームをこんなに長くサポートするなんて、正直誰も予想していなかったのでは?

とはいえ、注意すべき点もあります。新モデルはPCIe 3.0対応で、メモリはDDR4まで。つまり最新スペックを求める人にはちょっと物足りないかもしれません。でも、「最新じゃなくても動けばいい!」「少しでも安く快適に使いたい!」という人には、これ以上ない選択肢かも。とくに自作PC初心者や、家族用PCのアップグレードを考えている人にはピッタリです。価格もまだ正式発表はないものの、Ryzen 7 5700Gが約155ドルで販売されていることから、新モデルも手頃な価格設定になると予想されます。

なんだかんだ言って、AMDの「古きを活かして新しきを取り入れる」姿勢、ちょっと好きになりそうです。

新チップの性能は?古いけどまだまだ現役!

「古い世代のチップって、性能どうなの?」と気になりますよね。今回追加されたRyzen 5000Gシリーズの新チップは、確かに最新のRyzen 9000シリーズに比べればスペックは控えめ。でも、普段使いなら全然問題なし!たとえばRyzen 7 5705Gは8コア16スレッドで、最大ブーストクロックは4.6GHz。動画視聴やオフィス作業はもちろん、軽めのゲームや動画編集もサクサクこなせます。

そして嬉しいのが、全モデルにRadeon Vegaグラフィックスが内蔵されていること。グラボがなくても、ちょっとしたゲームや簡単な映像編集なら十分対応できます。Ryzen 5やRyzen 3のモデルも性能は控えめながら、日常的な作業には余裕で対応。Ryzen 3 5305Gでも、ブラウジングや動画視聴、書類作成くらいなら快適に動きます。

ただし、ゲームをガッツリやりたい人や動画編集を本格的にやりたい人には、少し物足りないかもしれません。その場合は、外付けのグラフィックカードを検討するのがおすすめです。逆に、「ネット見て、動画観て、たまに軽いゲームができれば十分!」という人なら、このチップたちは最高の相棒になるはずです。

それにしても、最近のCPUは「最新じゃなくても十分速い」時代に突入していますね。最新世代を追いかけるのも楽しいですが、必要な性能をしっかり見極めて選ぶほうが賢い選択です。結局、宝の持ち腐れは避けたいですもんね!

なぜ今Zen 3?ユーザーが知っておくべきポイント

「2025年にZen 3って、なんで今さら?」と思った人も多いはず。でも、AMDにはちゃんと理由があるんです。一番大きな理由は、AM4プラットフォームの利用者がまだまだ多いこと。初代Ryzenから続くAM4マザーボードを使っている人にとって、今回の新チップはまさに「神対応」。マザボを変えずに最新のチップが使えるのは、時間もお金も節約できて嬉しいですよね。

また、最近のPCパーツは円安や半導体不足で値上がりが続いています。そんな中、AMDは「コスパ重視派」の心をガッチリ掴もうとしているわけです。性能は十分で、価格も手頃。しかもマザーボードを買い替える必要なし。これ、正直ズルいくらい魅力的です。

ただし、気をつけてほしいのが「新しい=最強」ではないこと。新チップは確かに今年リリースですが、中身は数年前の技術。最新のZen 5世代と比べると、PCIe 3.0やDDR4までの対応にとどまっているため、将来的な拡張性はやや不安です。だからこそ、自分が何を重視するかが大事。

「今すぐ快適に使いたい」「とにかく安く済ませたい」という人には今回の新チップはベストな選択。でも、「数年後も最新ゲームを遊びたい」「ガチで性能を追求したい」という人は、ちょっと立ち止まって考えるのがいいかもです。とはいえ、古いマザボを活かしつつパワーアップできるこの選択肢、悪くないどころか、むしろ今だからこそアリ!って感じですよね。

結局のところ、AMDは「選べる自由」をくれているのです。あなたなら、どう活かしますか?

Source:tom’sHARDWARE